将来の親の認知症が心配

将来、親が認知症になるのではないかと悩んでいませんか。その悩みは当然です。親が認知症になると日常的に考えられないことが起こるからです。そこで「在宅介護」は難しく「施設への入所や入居」しか選択肢がありません。

 

そのためには、ある程度のお金が必要です。お金の準備は、親が元気なうちに親の財産が使えるように、民事(家族)信託等を利用して事前に財産管理の対策をとる必要があります。

 

2025年には認知症患者が700万人との推計があります。高齢者5人に1人は認知症だということです。しかも、長生きして高齢になればなるほど発症リスクが高まります。子ども夫婦の両親4人全員が発症するということも考えられます。

 

一説には、このように長生き時代になると認知症は避けて通れず、唯一、認知症の数が減少するのは寿命が短命化すれば減少するとのことです。

 

さて、親が認知症になると子どもはどのように困るのでしょうか。認知症になった場合に以下のようなことが日常的に起こりえます。実際に私の親のケースや義母のケースを参考にしています。

  • 親が火を使うと家事の心配で配食サービスや外食を利用する
  • 物忘れがひどくなり、家の鍵をなくした結果、窓を割って入ったので家の修理費がかかるなど、想定外のことが起こる
  • 物忘れがひどくなり、引き出したお金をどこにおいたかわからなくなり、子どもにお金の送金の依頼が来る
  • キャッシュカードや健康保険証など重要なものを紛失する
  • 同じものを着ているので、掃除洗濯が必要でプラスの生活支援のため介護費用が発生する
  • 一人で病院に行けないため(迷子になるため)、ヘルパーの同行が必要となり、介護費用が発生する
  • 買い物に行って同じもの、例えば、食パンを昨日買ったのにまた買ってくるなど生活費用が余分にかかる
  • 炊飯器にご飯ではなく、即席ラーメンとかを入れて炊いていた
  • 家のリフォームなどの高額な買い物を勝手に契約する
  • 訪問販売などで必要性を判断することなく契約する
  • 介護者である「子」自身が、最初は受け入れられないため、ヒステリックになったりし、精神的に参る
  • 「うそ」や「行動を取り繕う」ため、事実がわからず対策が講じられない
  • 同じことを何度も聞いたり言ったり、いきなり「子供に戻った話」や「数十年前の話」を「今」のように話をしたりして、コミュニケーションがとれない
  • 役所での手続きが一人でできない
  • 入浴などを「めんどくさい」と言い始め、不潔感がある
  • 昼夜逆転して同居家族の者は熟睡できない
  • 外出して迷子になり、勤務中の「子」に何度も電話がかかってきたり、近所の人から呼び出しの電話があったりする
  • 徘徊などで他人を巻き込んだ事故などで損害賠償が発生する可能性がある
  • 常時監視が必要なため会社を退職しなければならなくなる
  • オレオレ詐欺の対象になる

このような症状の中で、特に上記の赤字のような症状が日常的に見受けられると「在宅介護」は難しく、結果、施設介護の選択しかありません。有料老人ホーム等になると入居一金や毎月の利用料が必要です。

 

介護費用は、なるべく親の財産から捻出しないと親子共々「介護破綻」になりかねません。

そこで、親が認知症になった場合でも事前に親の財産が使える状態にしておけば、親の財産から介護費用が捻出できます。その一つが民事(家族)信託です。【具体的にはコチラを参照してください

 

このように認知症に対する財産管理を事前にしておくと親子共々、「介護破綻」を避けることができます。

 

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

【暮らしの困りごと】介護とお金、ライフプラン、民事信託(家族信託)、相続、遺言など

【ビジネスでのお困りごと】副業、起業、会社設立、許認可、ビザ申請、補助金など

 

ファイナンシャル・プランナー・行政書士

カワムラ行政書士事務所

 

毎週 土曜日・日曜日は完全予約制での無料相談実施中 出張も可能です。